気になるあの人、実はレズビアンだったりして・・・?
そんなふうに同性の女性に対して、思ったことがある人も少なくないのではないでしょうか。
電通ダイバーシティ・ラボの調査によると、11人に1人がLGBTQであるという結果が出ており、左利きと同じ人口がセクマイといわれています。
そのため、あなたの友人がレズビアンであっても、何も珍しいことはありません。
ただし、セクマイへの風当たりがまだまだ強い世の中。
全てのレズビアンが自分がレズビアンであることを公表するわけではないのが現実。
そうなると、レズビアンかそうではないか見分ける方法は簡単ではありませんよね。
ただ、レズビアンかどうかの「傾向」には共通点があり、ある程度あたりをつけることはできます。
そこで今回は、「レズビアンの見分け方」について、レズビアンの当事者である目線から解説していきます。
- 気になる人が同性に興味があるか知りたい
- 周りにレズビアンがいるか探してみたい
というニーズがある方は、ぜひ最後まで読んでみてくださいね
レズビアンと100%見分けるのは実は難しい
まず前提として、レズビアンかどうか100%見分けることは当事者であってもできません。
なぜなら、見た目がフェミニンだから、ショートカットでボーイッシュだからといって、必ずしもレズビアンというわけではなく、
単純にそういったファッションが好きだからという可能性もあります。
また性格傾向からレズビアンであるか、ジャッジするといったことも現実的に不可能だからです。
そのため、レズビアンなのかもしれない・レズビアンではないのかもしれないと判断する程度の曖昧なラインで見分けることしかできないのです。
インターネットで検索するとレズビアン 見分け方でいろいろな方法が出てきますが、
実はどれも確実に見分けることができるというわけではありませんので、その点を考慮しながら読み進めていくことをおすすめします。
レズビアンかもしれないと判断する5つの特徴
見分けることが100%できないとはいっても、当事者であればそれとなく身にまとっている雰囲気で、もしかして…と感じることがあります。
果たして、レズビアンかもしれないと判断するためには、どんな特徴があるのでしょうか。
今回は、数ある特徴の中から5つをピックアップして紹介していきます!
結婚についての話題をあまり出さない
まず、一番可能性が高いと判断する材料としては、結婚についての話題を出さなかったり、結婚について触れなかったりするということです。
男女カップルと違って、レズビアンカップルはパートナーシップ制度は認められていても、同性同士での結婚は認められていません。
そのため周囲が異性愛者(ストレート)ばかりの場合、結婚の話題が多くなってしまっていても積極的に会話に参加することは多いですが、レズビアン当事者の場合は、会話に消極的な人が多いです。
結婚についての話題を振られてもさりげなくスルーしていたり、結婚願望があまり無いと言っている人は、もしかするとレズビアンなのかもしれません。
LGBTQ関連の話題に詳しい・偏見がある人に嫌悪感を出す
続いての判断材料としては、LGBTQに関する話題に詳しかったり、偏見を持っている旨を話す人に対して嫌悪感を出すことです。
レズビアン当事者だからこそ、パートナーシップ制度や新宿二丁目やレズビアンバー、女性限定クラブイベントに関して詳しくなりやすいです。
もしも周囲に女性限定イベントやレズビアンバーに詳しいという人がいれば、レズビアン当事者である可能性が高いです
また世の中にはLGBTQに関して偏見がないという人もいれば、偏見を持っている人も当然います。
周囲にLGBTQに関して偏見を持っているような言い方をする人に対して、納得していない様子をしていたり、あまり良い気持ちではないというオーラを醸し出しているのであれば、当事者だからこそ納得いっていない、という反応なのかもしれません。
個性を大切にしている
三つ目の判断材料は、個性を大切にしていることです。
個性といっても人それぞれで、服装や髪型・メイクなど人によってこだわりが違ってきます。
例えば、外見がショートカットでボーイッシュだったり、ユニセックスな外見が好きだったり、
マジョリティで言われる「女性らしさ」とは逆をいく人もレズビアン界隈だと多いのです。
そのため、そういった個性を重視している人はセクマイである可能性があるケースがあります。
恋人のことを「恋人」と呼んでいる
四つ目の判断材料は、自分のパートナーのことを「彼氏」と呼ばず「恋人」と呼んでいることです。
これは、当事者であれば強く頷けることではありますが、周囲に自分はレズビアンであることをカミングアウトしていない場合、
「彼女」ではなく「恋人」と呼べば性別関係なくお付き合いしている人がいるということを周知させることができます。
本当であれば彼女のことを話しているのに、彼氏という存在に見立てて話をしていたりすることが多いなど、
周囲と変にトラブルになりたくないから自衛しているレズビアンも多いです。
スキンシップを異常に気にする
5つ目の判断材料として挙げられる特徴としては、スキンシップに関することです。
これは人によっても違ってきますが、気になる同性がいるのであれば、相手を意識してしまっているからこそスキンシップが少なくなることが挙げられます。
ただ逆に積極的にスキンシップをとるケースもあります
自分に恋人がいたり、相手に恋人がいる場合に、変なトラブルに発展しないようにと、一定の距離を保っているという人もいます。
レズビアンは性的少数派でもあるので、周りから浮かないよう周囲のことをよく見ている人も少なくありません。
誰に対してもスキンシップが多かったり少ない場合は判断が難しいですが、
特定の人に対してスキンシップが多かったり少なかったり、距離感が近いと感じることがあれば、同性が気になっている(レズビアン)可能性があります。
異性に媚びない
レズビアンは男嫌いという意見を持っている人もいますが、男性が嫌いというよりは、そういった対象と捉えていないので媚びる必要がありません。
そのため、女性には特別優しくて男性にはさっぱりとした態度を取っている人は、もしかするとレズビアンである可能性があります。
バイセクシャルであれば、男性も女性も恋愛対象になるので、男性にも女性にも媚びる態度をとるという人もいます。
レズビアンは恋愛対象が女性なので、恋愛対象外である男性には勘違いさせるような態度を取らないようにと、媚びることもなく、むしろ一定の距離を保っていることが多いです。
レズビアンか見分ける際にすべき行動
レズビアンかもしれないと判断する特徴を5つ紹介してきましたが、
なかなか日常生活でそれらの特徴を相手から捉えるのは難しいと思います。
そこで、そういった人はこれから紹介する3つの行動を実践してみると、
もしかするとレズビアンなのかもしれない、といった特徴を捉える機会ができるかもしれません。
一体どんな行動をすべきなのか、詳しく紹介していきます。
LGBTQの話題に触れてみる
最近では芸能人もLGBTQに関する話題を取り上げることが多くなってきました。
そのため、日常生活でもLGBTQに関する話題にも触れやすくなってきているように感じます
そこで芸能人のLGBTQネタなどにそれとなく触れてみることで、相手が嫌悪感を示すのか、特に違和感なく話に乗るのかを見てみましょう。
複数人で話していれば、他の人の反応を見ながら、口数が増えるのかどうか特徴に当てはまるのかどうかを観察することができますよ。
恋愛・結婚に関しての話題に触れてみる
女性同士の話のネタの鉄板でもある恋愛や結婚に関しての話題は、比較的触れやすい話題のひとつです。
「恋人」呼びをしていないかどうか、恋人に関する話題が女性と共通するようなポイントがないかどうか、
もしくは恋愛・結婚に関する話題に触れようとしていないのか、どれもレズビアンなのかもしれない特徴に当てはまる項目なので判断しやすくなります。
あまりにもしつこく話題に触れると良くないので、スルーしたそうなのであれば、もしかしたらレズビアンなのかもしれないな、と思う程度にして違う話題に移るようにしましょう。
よく飲みに行くエリアを聞いてみる
よく飲みに行くエリアともなれば、いろいろなエリアがありますが、
その中でも新宿が多いという人はレズビアンなのかもしれないです。
飲みに行くお店がどんな場所なのか聞いていくなかで、レズビアンバーのような雰囲気を感じたのであれば、その人はもしかしたら新宿二丁目のレズビアンバーのいきつけのお店があるのかもしれません。
新宿もいろいろな飲み屋さんがあるので、確実に新宿二丁目とは言い切れませんが、他の特徴にも当てはまっているというのであれば、レズビアンである可能性もあります。
5つの特徴を意識して会話をしてみよう
さて今回は、レズビアンの見分け方について紹介してきました。
周囲にレズビアンなのかな?と思うような人がいて、それぞれの特徴に当てはまっていたのであれば、
もしかすると同じ当事者なのかもしれません。
冒頭でもお伝えしたように、レズビアンかどうか100%見分けることはできません。
また、カミングアウトを全員がするかと言われると、していない人が圧倒的に多いです。
セクシャリティは繊細な問題です。
だからこそもしも、お互い当事者同士と分かった際は、深くつっこみすぎず、
仲間がこんな近くにいたんだな…
程度に心に留めておくようにしたほうが無難かもしれません。